こんにちは!突然ですが、自分に似合う眼鏡に人生で一度も出会ったことがありません。おすすめの眼鏡屋さんがあれば教えてください。
あなたは誰
- はーマン(@___herman)
- GMOペパボ株式会社ピカピカの新卒1年目
- SUZURIのプロダクト開発ディレクターをしています
この記事は何
- 機能開発やデザイン改修など施策を進めていく上で
- 個人的に大切だと思っているデザインブリーフについて
- 今日暇なので書いておきます
序文
まず「デザインブリーフって、何。」
僕も今適当にググってきたのですが、組織やプロジェクトによって厳密な内容は異なるみたいです。端的に説明されたものは以下が適切そうです。
デザインブリーフとは、ブランドのデザインプロジェクトの中核となる詳細内容や期待内容を要約する文書です。 プロジェクトの実施方法が簡単に理解できるように計画を示すドキュメントを書きましょう。 効果的なデザインブリーフは、会社とデザイナーのゴールに沿った内容になっているため、最終的に全員が満足できる成果物が完成します。
https://asana.com/ja/resources/design-brief
→ 良さそう
今の僕は「施策の背景や目的、発散の質を上げる情報や最低限の要求を1枚にまとめたもの」をデザインブリーフと呼んでいて、関係者全員の前提知識を揃えることで認識の齟齬なく、スムーズかつ最高のアウトプットを解き放つために必要な文書であると考えています。
そして、これをディレクターが良い感じに書けると、良いよね、という風に思っています。
僕のデザインブリーフ
オラが書いている内容は大体こんな感じです。
- プロジェクトの背景(前提)
- 何故今これをやるのか
- 目的は何か
- ビジネスサイド
- ユーザー体験
- デザイナー自身に考えて欲しいこと
- 「こういったところまで含めて検討してみてください」みたいなコミュニケーション
- 「言われなくても分かってら!」と思われるかもしれないけど一応書いておく
- 考えないで欲しいこと(あれば)
- 場合によっては制限を考慮してほしくないときがあります
- 開発工数とか「既存のコンポーネントを使用しなくてはいけない」とか
- それらが最高のアウトプットを阻害する可能性があるかもしれないので
- 参考になりそうな情報
- あの本にはこんなこと書いてあったよ~とか
- この記事に書いてある視点、面白かったよ~とか
- 個人的な考え
- ぼくのかんがえたさいきょうのでざいん
- 上手く働くと最適解にショートカット出来る可能性もあるけど、関係者がそこに引っ張られちゃう場合もある
- より良いものが出てこなくなっちゃうかも
- ので、文書としては残さずに口頭で自分なりの考えを共有するぐらいに留めたりする
なんで書くと良いの
なんで書くと良いの?と疑問に思う人に向けて、なんで書くと良いのかを書いてみたいと思います。
前提知識の共有までショートカットできる
先述の通り、施策の立案背景や目的がテキストを読めば分かるようになるので、何故自分が今このプロジェクトにアサインされているのかが理解できます。事前に共有しておけば、ミーティングの開始5分を使って長々と説明する必要がなくなります。貴重なミーティングの時間は意義ある議論に費やしたい!
課題の言語化に繋がる
なぜやるのか?どうやるのか?をテキストに落とし込む作業なので、デザインブリーフを書いているうちに課題が自分の中で言語化されていきます。書き終わるころには、プロジェクトに直接関わっていない人にも口頭でスラスラと共有することができるはず(多分)
レビューの質を高められる
中間物として出来上がったデザインをデザイナー間でレビューをし合うときに、デザブリ(略すとこなれ感が出る)があると、軸をずらさずに質を高めることができます。
これはディレクター間でもフィードバックを貰いやすくなるため、取り入れてアップデートをしていくと良い感じになります。
未来の人が参照できる
僕は配属されて1年も経っていないので、昔の偉人たちが実装したデザインや機能について詳しく知らないことがたくさんあります。
「どういう意図でこういう風にデザインしたんだろう?」とかをSlackやNotion, Scrapbox, issueなどを漁ったり、知っていそうな人に声をかけたりなどして必死こいて情報を集めている時があります。
これは結構不毛な時間だったりするので、未来のオラたちに託す思いで文章に残しておくとハッピーな気持ちになれるかもしれません。また、同じような機能を他のサービスに転用するときも使えそう。
振り返られる
僕は赤ちゃん社会人なので、常に自分の行った施策を振り返って「もっとこうすればよかった」「ここはさらに良くできる」など改善点を見つけ出す必要があります。
書いておくと、何かが掴める気がします。
と、いうことで
実際身をもって感じているメリットとしては参照するべき情報が一か所に集まっていて、それが非同期でも確認できるというところですね。困ったらこのページを見ればOK、を関係者に認識してもらえれば様々なコストを削減できます。
などなど、これからいっぱい書いてくぞ~